HOME > 特集 技術提案

2015-07-09

過去から学ぶ無事故無災害対策

現場の災害リスクを気象予報士が調査・解析

災害リスク事前調査「ハザード・プレサーチ」は、これから工事を開始する現場、または工事中の現場における、過去の災害事例や大雨の発生確率、強風の吹く割合や方向などを、現場の要望に基づき、弊社の気象予報士が調査・解析を行い、レポートにまとめて提供するものです。

現場周辺の過去気象データを、大雨・風・現場の立地特性など、要素ごとに図や表にまとめ、それら一つ一つに対し気象予報士がポイントを記しています。

例えば、右上のグラフは、ある現場における月ごとの最大雨量と大雨発生確率をしるしたものです。過去に記録した雨量がどのぐらいか、その雨量が何年に一回の発生頻度なのかがわかります。河川工事の場合は、水位データと雨量データを組み合わせ、上流で何ミリ程度降ると危険水位を超えていたかがわかります。

このほか、過去の風向風速データを用いて現場で吹きやすい風の方向・風の強まる月を解析し粉じん対策、過去の気温からコンクリートの品質管理対策にもご活用頂いています。

特徴はハザード・プレサーチの活用メリットは下記の五つです。
      
1.技術提案で災害や異常気象への対応策を、表やグラフを用いて具体的に示すことができる

2.ヒヤリングや現場調査の前に、現場状況を把握するための資料として使える

3.周辺住民や発注者への事前説明の際、根拠として活用できる

4.ハザード・プレサーチで求めた基準を、現場の注意喚起アラートの閾値として定め、対策を取ることができる

5.現場作業員の災害に対する意識改革のための教育材料として使える

このようにハザード・プレサーチは、技術提案や施工計画に高度なエビデンスを提供しています。
 


総合評価・技術提案関連リンク

hazard・presearch調査・解析イメージ