KIYOMASAデガードとは
建設現場の高精度ピンポイント気象情報として圧倒的シェアを持つ『KIYOMASA PRO』の予測データをもとに降水量や風速、雷、竜巻など任意エリア(ポリゴン)で監視・アラート通知するサービスです。
ピンポイントだけの監視では実現できないより強固な安全管理が実現可能です。
なぜ面的な気象監視が必要?
短い時間に降る強い雨(ゲリラ豪雨)や雷雨をもたらす原因は、発達した積乱雲です。積乱雲は、気象の世界では比較的小さなスケールの現象で、大きさは数km~数10㎞。このため、1㎞メッシュ予測を使って複数地点監視を行っても、予測地点の隙間で積乱雲が発生・発達してしまい、完全に突発的な局地豪雨を捕捉することはできませんでした。
そこでピンポイント気象予測のKIYOMASA PROに、面的監視を行えるデガードをプラスすることで、ゲリラ豪雨や落雷・突風などのシビアな現象をリアルタイムに監視し・通知できるようになりました。
デガードの活用シーン
任意のエリアを多角形でガード!
任意の領域を、地図上で多角形(ポリゴン)で監視エリアとして設定できます。
例えば、道路や鉄道工事では工事区間に沿って監視エリアを設定して、降水や強風による作業可否判断ができます。ダムや河川工事では、分水嶺や集水域を囲ったり、現場の周辺地域を監視エリアとして設定したりすることで、気象災害リスクのリアルタイム自動監視が可能です。
監視エリア内で、予め設定した閾値以上の降水量や風速、雷や竜巻危険度を検知した場合に注意喚起アラートを発報します。
行政界でガード!
市区町村(複数の市区町村をまとめることも可能)や都道府県といった行政界で監視エリアを定めることもできます。
例えば、警報・注意報の発表地域とあわせて、そのエリアの豪雨や強風を監視するといったことが可能です。警報や注意報よりも、より厳しい基準値でアラートを受信し、早期に対策や行動につなげたいといった現場ニーズに対応できます。
段階を踏んでガード!
デガードでは、監視エリアを複数設定することもできます。また、監視エリアごとに対象となる気象データを別々に設定したり、同じ気象要素でも、閾値(アラート基準値)を段階的に設定したりすることが可能です。
これにより、気象災害リスクの接近を段階的に注意喚起することができ、より事前に対策を講じることができます。
例えば、河川水位に関わる降水監視では、第一監視エリアとして広域の集水域を登録し、最大36時間先の降水予測の基準値を「エリア内で20mm/h以上の降水量が予測された時」に登録。第二監視エリアとしてより現場に近い流域を設定し、最大36時間先の予測と60分先の雨量予測の基準値で「エリア内で50mm/h以上」とし、面的にも・基準的にも段階を踏んで監視ができ、アラートを受信することもできます。
具体的な現場での活用イメージ
監視できる気象データ
気象要素 | 解像度 | 設定単位 |
60分先までの降水量 | 250m〜1kmメッシュ |
1mm/h |
60分先までの雷危険度 | 1kmメッシュ | 4段階 (発雷の可能性・発雷・落雷・激しい落雷) |
60分先までの竜巻危険度 | 10kmメッシュ | 2段階 (注意・警戒) |
最大36時間先までの降水量 | 1kmメッシュ | 1mm/h |
最大36時間先までの平均風速 | 1kmメッシュ | 1m/s |
※監視可能な気象データ(要素)は今後、順次増やしていく予定です。
デガードご利用料金
・1現場あたりの価格となります。
・本価格は、KIYOMASA PROを同時利用した場合の価格です。
・別途、KIYOMASA PRO費用が掛かります。
お申込み方法
デガードは、気象リスク管理モバイル「KIYOMASA PRO」の有料プラグイン(有料オプション)となります。
申込の際は、KIYOMASA PRO申込書をダウンロード頂き
デガードオプションを付けてお申込み下さい。
・任意ポリゴンは、申込書内に記載されている手順にそって、現場様にてご用意下さい。
・申込の手順は下記の通りです。
①申込書のDL
②必要事項を記入
③申込書を送付
④受付完了→開始
よくあるお問い合わせ
- デガードは、KIYOMASA PROの有料プラグイン(有料オプション)となりますのでKIYOMASA PROの申し込みが必要です。
- 可能です。都道府県を跨ぐほどの範囲でも対応しております。但し、監視エリアが広くとるとその範囲のどこかで検知された場合にアラートが発信されますので、安全管理としての対応はしづらくなります。技術提案や現場でのより強固な安全対策には、広めの領域を第一監視エリア、少し範囲を狭めた領域を第二監視エリア、より現場周辺の領域を第三監視エリアといった形で監視範囲を複数設定されることをお勧めします。
- 可能です。同じ監視エリア内において、降水や風速、雷、竜巻などの閾値を複数設定できますし、監視対象となる予測時間も60分先や36時間先など(気象要素により異なります)複数組み合わせた設定も可能です。弊社の気象予報士がアドバイスいたしますのでご相談ください。
- 現在は、予測値のみの監視になります。
- 可能です。気象のプロが、例えば現場周辺の地形図や地図データ、ハザードマップなど参考データを元にお勧め監視エリアをアドバイス致します。お気軽に問い合わせフォームよりご連絡下さい。
- 可能です。簡単なものでしたら弊社でもサンプル監視エリアのイメージ素材を提供できます。また、地図上での設定ツールを使ってご指定のエリアのサンプルを描画致しますので、お気軽にお問合せ頂ければ幸いです。
お問い合わせ先
株式会社ライフビジネスウェザー 営業部
担当:櫻本・鈴木
TEL:03-3668-6142(営業部直通)
MAIL:kiyomasa@lbw.jp